ファッション

レトロ感あふれる、おしゃれリュック「KELTY(ケルティ)」

2022年3月13日

リュックと黒猫

https://kintsugi-biyori.com

おしゃれなリュックを探していたのは、5、6年ほど前です。

布製でカジュアルなのだけれど、スッキリとした印象で、街歩きにも使えるモノはないかしら?

と探している時に出会ったのが、アメリカ生まれの「KELTY(ケルティ)」でした。

私のリュック探しのポイントは見た目優先で、ただただレトロなデザインに惹かれて選んだ「KELTY」でしたが、

その後、このリュックは おしゃれなだけではないということが分かってきました。

世界で初めてバックパックを作ったのが「KELTY」であり、このブランドにはプロの冒険家たちに愛され、

エベレスト登頂や南極大陸遠征のお供として選ばれてきた歴史があったのです。

バックパックの元祖「KELTY」の歴史

KELTYのロゴ部分
ロゴも可愛い

「KELTY」は1952年、アウトドア大好き人間、ディック・ケルティによって生み出されました。

ケルティが自宅ガレージでアルミパイプのフレームを作り、妻がキッチンでミシンをかけて完成させた29個のバックパックが、

世界で初めて作られたバックパックでした。

最初は全く軌道に乗らなかった彼のビジネスも、やがてバックパックの完成度と機能性の高さから、プロの登山家たちから注目を集め始め、

アメリカの若者達から “パックパッカー” という文化が生まれるきっかけともなり、やがて世界中の人々から愛されるブランドとなりました。

おしゃれなリュック「KELTY」のデザイン

「KELTY」デイパックのデザインは、いい意味でのレトロ感が溢れています。

1970年代に発売された当時の形をそのまま残しているのだと聞くと(だからなのね)と納得です。

前から見ると ”ティアドロップ” 型という三角形。

横から見ると、上部のマチが無くなっているので、野暮ったさがありません。

荷物をたくさん入れても “荷物パンパン感” が出ずに、とてもスッキリして見えます。

前部に1つと下部には2つ、革製の「ブタ鼻」が付いています。

これは豚の鼻みたいに見えることから「ブタ鼻」と呼ばれていますが、元々はピッケルホルダーで、

雪山登山をする時に使うピッケル(つるはしみたいな道具)を固定するためのモノです。

本当にピッケルを付けることを想定して「ブタ鼻」がついているのか、デザインとしての飾りなのかは分かりませんが、

これが結構 “可愛いポイント”となっています。

おしゃれなリュック「KELTY」の機能性

ファスナーの雨除け
上部ファスナーの雨除けを後ろ側へ ひっくり返したところ。邪魔なので笑、普段は被せていません

リュックの生地は、アメリカの化学繊維メーカー「インビスタ社」が開発した「コーデュラナイロン」を使用しています。

「コーデュラナイロン」とは一般的なナイロンの7倍もの強度を持つ繊維を織り上げたモノで、摩擦や引き裂きに強い生地です。

裏面にはポリウレタンコーティングが施されているので、撥水性にも優れていて、少しくらいの雨なら、へっちゃらです。

ただ完全防水ではないですし、汚れ防止にもなるので、防水スプレーはかけていますよ。

防水という意味では、上部ファスナーと前部ポケットのファスナーには雨除けが付いていて、

ファスナーを閉めてからこの雨除けをかぶせておけば、ファスナー部分から雨が染み込みにくい構造になっています。

“見た目重視で選んだリュックだった” とは言いながらも、ショルダー部分だけは譲れないポイントでした。

肩に負担のかかるショルダーは、長時間背負うと辛いですし、特にこの年齢になると肩凝りの原因にもなるので、

そこはしっかりとチェックしました。

その点「KELTY」のショルダーは、幅広なだけでなくてクッション性があるので、肩にくい込むこともなく、背負い心地がとても快適です。

ショルダー生地の中には10mmのEVAが入っているとのこと。

EVAとは「エチレン酢酸ビニル共重合樹脂」という素材で、弾力性、耐衝撃性、柔軟性、耐久性に優れ、

肩への負担を大幅に減らしてくれる優れモノです。

おしゃれなリュック「KELTY」のサイズ選び

リュックを背負う後ろ姿
デイパック 15L 色は「Tan」

デイパックを選ぶ際に18Lか15Lで少し迷いましたが、身長154㎝の私に18Lは少し大きく見えるかな、と感じたのと、

普段持ち歩いている必要最低限の荷物さえ入ればよかったので、15Lを選びました。

ちなみに、15Lはガールズサイズとなっていますが、それぞれの目的に合わせて選べば、どちらでも大丈夫。

男性が15Lを持っていても、女性が18Lを持っていても、違和感は無いとは思います。

ちなみに同じシリーズでキッズサイズもありますので、親子お揃いで背負っても可愛いですね。

もっと言えば、大人がキッズサイズ10Lを背負っていても可愛いと思います。

リュック内部のポケット
内部のポケット部分をペロンと出すと、こんな感じ

中にはキーホルダーとファスナー付きのポケットが1つ、ファスナー無しのポケットが複数、ペンホルダーなどが付いているので、

小物を分けて収納するのに便利です。

サイズ容量AMAZON楽 天
DAYPACK (デイパック)H=48 W=33 D=1818L18Lデイパック18Lデイパック
GIRL’S DAYPACK (ガールズ・デイパック)H=44 W=30 D=1315L15Lデイパック15Lデイパック
KID'S DAYPACK2 (キッズ・デイパック2)H=37 W=27 D=1310L10Lキッズ10Lキッズ
TABLELAND (テーブルランド)H=43 W=25.5 D=1318Lテーブルランドテーブルランド

「KELTY」リュックの欠点は?

これは、「KELTY」デイパックのいいところでもあるので、単純に欠点とは言えないのですが、

上部にマチが無い分、底に入っている物全体が見えにくい、物の出し入れがしにくい、と感じます。

物の出し入れのしやすさを考えるなら、上部までしっかりマチの付いた「TABLELAND(テーブルランド)」というシリーズもありますが、

こちらは横幅が狭くデザインされていることで、ほっそりスッキリして見えます。

おしゃれなリュック「KELTY」 - 中身はこんな感じです

リュックの中に入っていた物いろいろ

普段リュックに入れている、主な荷物を出してみました。

上から順に、日傘、メガネ、エコバッグ水筒、パソコンケース、お弁当、化粧ポーチ(中にはマスクスプレーも)

その他の小物は、財布、スマホ、定期券、カードケース、筆記用具などを、前部と内部のポケットに分けて入れています。

今年の冬はいつまでも寒くて嫌にやっちゃいましたが、ようやく暖かくなってきて嬉しいですね。

これからは平日だけでなく、「KELTY」背負ってお出掛けする休日も増えてきそうです。

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