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レトロ扇風機を選ぶなら - HERMOSA(ハモサ)

2023年10月23日

レトロな床置き扇風機が置いてある

https://kintsugi-biyori.com

レトロな扇風機を探していた2010年頃 、「HERMOSA(ハモサ)」の「レトロファン フロア」をみつけました。

探していた当初、古物屋でヴィンテージ扇風機を購入することも考えましたが、

ヴィンテージものは、例え動いたとしても 安全性に疑問が残ります。

部屋の飾りとしてディスプレイするだけならいいのでしょうが、安心して使える扇風機が欲しかったので、

私はレトロデザインの新品を購入しました。

ヴィンテージ扇風機は卓上タイプが多くて、背の高い床置きタイプは なかなか出回っていなかった

ということもあるのですけどね。

と、その前に、ここのところ急に寒くなりましたね。

夏から一気に冬になったとまでは言いませんが、今年は秋になるべき時期に いつまでも夏が居座り続けていた気がします。

先日、ようやく扇風機の収納前お掃除(ちょっと念入りなやつ)をしながら、

“この扇風機との付き合いも長いわね~。ブログに書いてみようかしら”と思い付いたので、

かなり季節にそぐわない投稿になってしまいましたが 悪しからず。

「HERMOSA(ハモサ)」って、どこのブランド?

扇風機に貼る、青と赤のステッカー
前面に貼るステッカーは、「赤」と「青」が付いていて、青を貼りました~

そもそも「HERMOSA(ハモサ)」って、どこのメーカーなのでしょう?

調べたところ、「HERMOSA(ハモサ)」は神奈川県を拠点とする、日本のインテリアブランドでした。

扇風機用のステッカーには「HERMOSA SHONAN(ハモサ 湘南)」と書いてあります。

会社の設立は2003年ですので、まだまだ若いですね。

会社のHPによれば “コンセプトは1950年代から70年代のアメリカやヨーロッパの普遍的なデザインやディテールを取り入れると同時に、

日本のマーケットに合うサイズ感やカラーリングを大切にした製品企画、開発を行っている” とのこと。

"オリジナル製品にこだわらず、インターナショナルな視点で海外からセレクトした商品も輸入販売" しています。


ちなみに、「レトロファン」は「HERMOSA(ハモサ)」のオリジナル製品で、床置きの「フロア」と、卓上置きの「テーブル」の2種類。

生産は中国の工場で行われているようです。

私が購入した製品と現在販売されている製品を見比べると、羽根ガードのワイヤーの形や台座のフォルムなど、

デザインが多少変わっていますが、気にならない程度のマイナーチェンジですね。

「HERMOSA(ハモサ)」 - レトロ扇風機の魅力

扇風機の羽根部分のアップ
扇風機の顔。羽根は4枚だけ。レトロで可愛い ♡

先に、正直に言いましょう。

「HERMOSA(ハモサ)」の「レトロファン フロア」は、値段の割に(笑)、機能性が優れているわけではありません。

それなのに、私はこの扇風機が壊れたら、もう一度 同じ製品を購入しようと思っています。

レトロデザインが好きな方なら、分かっていただけるでしょう。

扇風機の顔部分から スイッチなどのディテールまで 文句なく可愛いですし、

グレーがかった水色もまた、絶妙にレトロな “くすみカラー” です。

扇風機のスイッチと首振り切り替えボタン部分
風量は3段階。10年以上使っているので、塗装のハゲは ご愛敬

スイッチと 首振りの切り替えボタンはご覧の通り。

首振りをさせると、何とも言えないぎこちない動きをします。

メーカーがそこまで狙って作っているわけではないと思いますが、デザインだけでなく、動作までレトロで可愛いんです。

スイッチが下部の台座に付いているより、手が届きやすい場所に付いているのは良いポイントです。

床置きタイプでスイッチが台座に付いていると、埃っぽくなりがちな部分がゴチャついて掃除がしにくいですよね。

横着して足の指でスイッチを押そうとした結果、足がつる、なんていう事態も避けられます。

扇風機の高さ調節をするネジ部分

首の高さ調節をしたい時は、この黒いネジを緩めて。

「HERMOSA (ハモサ)」のレトロ扇風機 - 残念ポイントは?

扇風機の首を上下させる時に使うネジ部分

首の角度を上向き、下向きと変えたい時は、このネジを緩めて首を動かします。

ただし、可動域が極端に狭いので、大きく上下には動かせません。

おまけに上を向けたつもりが、しばらくすると “だって、首が疲れちゃったんだもん“ とばかりに

ションボリうなだれていることがあります。

現在販売されているモノなら、そこは改善されているかもしれませんが、

五十肩に苦しめられている私にとっては、そんな扇風機のダメっぷりでさえも、”だよね~疲れちゃうよね~”と共感を覚えます。

もう1つ残念ポイントを挙げるとしたら、スチール製で重いことでしょうか。

ただし、これはプラスポイントにもなり得ます。

スチール製ならではの重厚な味わいは、プラスチック製では決して出せません。

重い分どっしりと安定していますので、何かが当たったり地震で揺れたりしても、簡単には 倒れにくいはずですしね。

レトロ扇風機なら「HERMOSA(ハモサ)」- 不便を楽しむ暮らし

扇風機と黒猫
うちのネコは、扇風機の風が嫌い、、、です笑

言うまでもなく、タイマーもリモコンもありません。

スイッチのオン、オフは運動だと割り切って、扇風機まで歩くのみです。

首回しのスイッチを押せば、途中で止まるのではないか?と思うような、おぼつかない動きで

右を向いたり左を向いたりします。

首を上向きに固定したつもりが、疲れてくると?こっそり下を向いて、知らん顔します。

そんな扇風機ですが、「HERMOSA(ハモサ)」の「レトロファン」を愛している私としては、

”猫を飼っている” くらいに思っています。

その心は?

飼い主の思い通りにはならない部分も多々あるけれど、それを許せるくらい可愛いってことです♪

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