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レトロな石油ストーブ「アラジン」 - 我が家の冬の相棒

2021年11月12日

石油ストーブと黒猫

https://kintsugi-biyori.com

朝晩、少しずつ寒くなってきましたね。

「アラジン (Aladdin)」のレトロな石油ストーブを取り出してLDKの真ん中に据えるのが、我が家の冬の始まりの合図になってから、もう20年以上経ちます。

この完成されたフォルムは元々イギリスで生み出され、90年以上もの間ほとんどモデルチェンジすることなく現在に至るようです。

寒い冬は苦手なのですが、寒い時期だからこそ楽しめることもあるのだと気付かせてくれるのが、この「アラジン (Aladdin)ブルーフレームヒーター」です。

青い炎に癒されるレトロな「アラジン (Aladdin)」石油ストーブ

石油ストーブの青い炎
青い炎に、ほっこりします

「アラジン ブルーフレームヒーター」という名前のように、炎は美しいブルーです。

デザインもさることながら、その不思議な青い炎は見ているだけで癒されます。

焚き火好きな人なら共感してもらえると思うのですが、焚き火の揺らめく炎を見つめていると、心落ち着く不思議な気持ちになります。

焚き火の炎には及びませんが、凍える冬の日に暖かい家の中で、青い炎が揺らめくのを見ていられるのは嬉しいものです。

うちの猫も「アラジン」の前にじっと佇んでいることがあり、静かな青い炎に心癒されるのは猫も同じなのかもしれないと思います。

「アラジン」を買った当初は猫を飼っていなかったのですが、その後 飼い始めました。

初めての冬を迎えた時、猫がストーブの上に飛び乗ったらどうしよう?と不安になりましたが、猫もそこまで馬鹿ではありませんでした。

20畳の部屋での暖房効率 「アラジン (Aladdin)」石油ストーブ

食器棚の上の卓上扇風機
天井に向けて扇風機を回します

我が家のLDKは約20畳ひと続きになっていますが、いつもこの「アラジン」1台で何とかなっています。

雪がちらつくほど寒い日だけは、「アラジン」にプラスしてファンヒーターを1台付けることがあるくらいです。

カタログには木造で7畳、コンクリートで10畳が暖房目安となっていますので、我が家のスペースでは3台置き(笑)が標準ですが、

温かいを通り越して暑くなりそうな気がします。(あくまでも、うちの家族の体感です)

我が家は北米からの輸入住宅で、窓ガラスが2重構造になっています。

ハウスメーカー曰く “魔法瓶の様な家” なので、暖房効率がいいこともあるかもしれませんが、、、

石油ストーブには対流型と反射型がありますが、「アラジン」は対流型の石油ストーブ。

温まった空気が天井へと上昇し、天井から部屋の四隅を通って床へと降りてきます。

この温まった空気が部屋の中を循環する性質に合わせて、ストーブを置く位置は部屋の隅ではなく、出来る限り部屋の真ん中に寄せて置くようにしています。

我が家の場合は、温まった空気を早く床へと回すために、背の高いカップボードに扇風機を置いて天井に向けて回したりもしています。

実感としては、狭い空間を素早く温めたい時は「アラジン」よりファンヒーターの方が早いと思います。

「アラジン」はファンヒーターに比べて、部屋全体が温まり始まるのが遅いとは感じていますが、

広い空間をじっくりと温めてくれるのは、「アラジン」です。

お湯も沸きます、料理も出来ます 「アラジン (Aladdin)」石油ストーブ

鍋の中のぜんざい
ぜんざい出来上がり~

子供が小さい頃は危ないので避けていましたが、今、大人しかいない我が家では、

いつも「アラジン」の上に鉄瓶を乗せて、湯沸かしポット兼加湿器代わりにしています。

石油ストーブは乾燥しにくく加湿器要らずなのかもしれませんが、

(ちょっと何か飲もうかな)という時に、いつでも熱いお湯が沸いているのはありがたいことです。

石油ストーブを使っている人は皆やってみえることだとは思いますが、上でお餅を焼いたり煮込み料理が出来ます。

コトコト煮込むポトフや煮豆も、乗せておくだけでいつの間にか出来上がり。

在宅勤務をしていた去年の冬は、仕事が終わる頃には夕食の1品が出来上がっていました。

デメリットをあげるとすれば? 「アラジン (Aladdin)」石油ストーブ

歯ブラシでストーブ掃除
古くなった歯ブラシで掃除

「アラジン」はちょくちょく、芯周りを中心に掃除をしてあげる必要があります。

燃焼する芯に付いた黒いすすは、時々専用の道具で削ったり、3年に1度くらいは丸ごと交換する必要もあります。

ほぼメンテナンスする必要が無いヒーターと比べると、ちょっとだけ手がかかるのかもしれません。

もう1つ欠点をあげるとすれば、タンク一体型で重いということでしょうか?

「アラジン」そのものも重いのですが、そこに灯油を満タンに入れて運ぶのは、非力な女性にとっては結構な力仕事です。

ファンヒーターや反射型の石油ストーブは、タンクだけ取り外して給油出来るので、その点は扱いやすいですよね。

心まで温めてくれるレトロな「アラジン (Aladdin)」石油ストーブ

やかんが乗ったストーブの風景
お湯が沸く音だけが響く朝のLDK

冬の朝、まだ薄暗い部屋の中で、やかんがシュンシュンと音を立てていると、寒い冬も悪くないなと思えます。

「アラジン (Aladdin)」石油ストーブ は重いですし、ちょくちょくメンテナンスも必要です。

でも、手がかかる子ほど可愛いんだよね~と思えるほど、我が家の冬には欠かせない大切な相棒です。

何よりレトロ可愛いフォルムには、ついつい目が行きます。

我が家はスペースの関係で和室が作れなかったのですが、古い日本家屋に「アラジン」という組み合わせにも憧れます。

これからもパーツを取り換え お掃除しつつ、末長く愛用していくつもりです。

* アラジン石油ストーブのメンテナンスについての記事はこちらからどうぞ。

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