毎年秋が来て、温かい飲み物が恋しい季節になると 思い出したように(おしゃれなやかんが欲しいな~)
と思いながら、結局(これ!)と思うモノに巡り会えないまま 次の春を迎えること数年、、、
そんな中で去年の秋、とある雑貨屋さんでみつけたのが、MUNDER(ミュンダー)のホーローケトルです。
ハンドルも蓋のつまみも全てホーロー製で、とてもシンプル。
横から見た美しいシルエットに、どこか懐かしさを覚えます。
やかんの底に “Made in Europe (ヨーロッパ製)” の文字を見つけた時、ありそうで無いデザインに納得がいきました。
国産のやかんにはない独特の雰囲気を持っています。
色は「サブマリン ブルー」というグレーがかった落ち着いた水色、「タパ グレー」というライトグレー、
そして「ブラック」の3色。
色は本当に迷ったのですが、「ブラック」を選びました。
おしゃれなやかん MUNDER(ミュンダー)って何モノ?

それにしても国名を書かずに「ヨーロッパ製」と書かれている製品って、あまり見かけません。
調べてみたところ、「MUNDER-EMAIL」は、ドイツの会社。
老舗のホーロー製品メーカーで、工場はセルビアにあります。
しかし、この「MUNDER-EMAIL」については、あまり詳しい情報は得られませんでした。
戦前から稼働し一時閉鎖されていた歴史ある工場と契約を結び、昔ながらの機械と手作業によって、
美しいホーローウェアを製造しているようです。
おしゃれなやかん デザインで選ぶならMUNDER(ミュンダー)

やかんは1日に何度となく使うモノなので、キッチンに出しっぱなしになっていることが多いです。
となると、やっぱりデザインは大切。
MUNDERホーローケトルは横から見たシルエットが、とてもキュートです。
胴体は、底に向かってポッテリと丸みを帯び、注ぎ口は細めで長め。
口径はかなり大きくて、それに合わせて蓋も大きめです。
ハンドルは綺麗な半円を描き、一番特徴的なのが蓋のつまみの形です。
このアーチの様なつまみが、他には見ないデザインであり、私としては一番のお気に入りポイントです。
クラシカルで可愛いフォルムは、キッチンに出しっぱなしにしておいても、オープン棚に飾っておいても、
絵になるデザインです。
おしゃれなやかん MUNDER(ミュンダー)の使い勝手

ホーローは、やかんにぴったりの材質です。
表面がガラス質なので傷が付きにくく、においや汚れが付きにくいです。
逆にやかんの中の水やお茶にも、金属臭が移りにくいです。
水だけでなく、麦茶などを沸かしてそのまま保管しても、香りや味の変化が起こりにくいのは嬉しいですね。
ちなみにガス火だけでなく、IHや電気コンロでも使えるそう。熱伝導率もいいので、すぐにお湯が沸きますよ。

ハンドルは倒して収納出来ますし、立てる時にはストッパーが付いています。つまり、片側にしか倒せません。
ハンドルの中は空洞になっているようで、熱が伝わりにくい構造になっているのでしょうか?
お湯が沸騰した直後なら、素手でハンドルを掴めます。
ただし、長時間火にかけた後は熱くなっていますので、ミトンなしでは危険です。
ちなみに寒い時期はストーブの上にやかんを乗せることもありますが、ホーローですので長時間ストーブの上に
乗せっぱなしにするような ハードな使い方は避けています。
ストーブに乗せてはいけないというわけではないでしょうが、お湯が沸いた後は早めにストーブから下ろしてあげています。

注ぎ口は長めで緩やかなカーブを描いています。お湯を少しずつ注ぎたい時も、調節がしやすいですよ。

口径はかなり広いので、中に手が入れやすくて すごく洗いやすいです。
元々、汚れが付きにくい材質ではありますが、お手入れがしやすいのは嬉しいですね。
洗う時は中性洗剤とスポンジを使って。タワシなどで擦るのは、ガラス質を傷付けてしまいますので避けています。
おしゃれなやかん MUNDER(ミュンダー)の残念ポイント

敢えて残念ポイントを挙げるとすれば、ハンドルも蓋のつまみも全てホーロー製だということでしょうか。
デザインとしてはシンプルで美しいのですが、長時間火にかけていると、どうしても触れないほど熱くなります。
そこはデザインを取るか、使い勝手を取るかで一瞬迷いましたが(鉄瓶だと思えばいいからね)とすぐに思い直しました。
結局、一目で気に入ってしまったので、何だかんだ理由を付けて買いたかっただけですが笑。
愛用している おしゃれなやかんは MUNDER(ミュンダー)

使い勝手だけを考えたら、ハンドルや蓋が別の材質で出来ていて、ミトンが要らないやかんを選んでいたと思います。
でも、少しだけ不便な場面があったとしても、見ているだけで心温まるようなデザインは、日々の家事を楽しくしてくれます。
美しい道具に囲まれて暮らす時間を大切に、これからも「MUNDER(ミュンダー)」ホーローケトルを長く愛用していこうと思います。
* アウトドアでの湯沸かし器についての記事は、こちらからどうぞ。