2019年の秋、生まれて初めてカンボジアに行きました。
1週間ほどの旅行のうち半分はベトナムへ行ったので、カンボジアに滞在できたのは たったの3泊でしたが、
そこでみつけた、可愛くてサスティナブルなモノについて紹介させて下さい。
カンボジアでみつけたのは、竹のストローです。
竹ですので、色も太さもバラバラですが、そこは自然素材なので仕方なし。
というか、むしろそこが、味わい深くて可愛いのです。
脱プラスチックへの取り組みの1つとして、スタバでも数年前から紙ストローが使われていますよね。
私は嫌いではないのですが、紙ストローは唇に当たった時の感触がカサカサとしていますし、使い捨てです。
その点、竹ストローは感触がツルリと滑らかですし、専用ブラシで洗って乾かせば、繰り返し使えますよ。
竹ストローとの出会い - カンボジアの思い出

カンボジアのシェムリアップに到着した夜、ご飯を食べようとホテルの近くをぶらぶらしていたところ、
雰囲気のいいカフェレストランをみつけたので、立ち寄ってみました。
最初に運ばれてきたドリンクを見た私はテンションマックス!
普通のジュースが “これでもかっ!“というくらい、ゴージャスにデコレーションされて出てきました。
私のテンションが上がったのは、上に乗っていた花のせいでもクルクルマドラーのせいでもなく、
ささっていたストローのせいです。
自然素材だということは分かるけど、何で出来ているのかしら?
竹の様に見えるけど、こんなに細い竹って見たことない気がするし、、、
翌々日、マーケットに出掛けた時、同じストローが売っていないか?と淡い期待を持ちつつ探したところ、
みつけました。
しかも、ストロー内部を洗う専用のブラシまで売っていました。
店員さんにストローの素材を尋ねたところ「バンブー(竹)」と答えが返ってきました。
竹ストロー - 洗って繰り返し使いましょう

竹ストローのいいところは、洗って繰り返し使えるところです。
洗う時は、ブラシに少し洗剤を付けて、中をゴシゴシ。外は普通にスポンジで。
表面がツルツルと滑らかなので、木に比べて水切れが良くて乾きやすいのですが、カビたりしないように風通しのいい場所でよく乾かしています。
竹そのものが抗菌作用を持っているとはいえ、割合水分量の多い素材ということもあって、カビには注意しています。
もっと環境に配慮するのであれば、"マイストロー" として出掛ける時に持ち歩くのもいいかもしれませんが、
家で使う時と違って、使用後すぐに洗えるわけではないので、そこがちょっとネックかもしれませんね。
nanalaさんのカンボジア旅行 - どうでもいい話

カンボジアは、ご存じのとおり遺跡の宝庫です。
遺跡巡りはトゥクトゥクというオープンエアーの三輪タクシーを手配しました。
生まれて初めて乗るトゥクトゥクは、大きく揺れたら荷台から転げ落ちてしまうんじゃないかというスリルと、
オープンエアーならではの開放的な楽しさがありました。
行った先々の遺跡が素晴らしかったのは言うまでもなく、トゥクトゥクで風に吹かれながら、
のどかな田舎の風景や小さな村々の様子を眺めていた時が一番楽しかったかもしれません。

トゥクトゥクの運転手さんが途中で立ち寄ったこのお店、何のお店だと思いますか?
瓶がたくさん並んでいますね~私は運転手さんが何か飲み物を買おうとしているのかな、と思いました。
でも、何だかお酒の瓶が並んでいる様にも見えるし、いったい運転手さんは何をしようとしているのかしら?
お店からお姉さんが出てきて、運転手さんがお金を渡し、瓶を1本受け取っています。
オットと私がトゥクトゥクの荷台からじっと見守る中、運転手さんは前方バイクのボディー部分を何やら触っていたかと思うと、
慣れた手つきで瓶の中身を注ぎ始めました。
並んでいた瓶の正体は、運転手さんの喉を潤すドリンクではなく、トゥクトゥクの中に入れるガソリンだったのです。
ということは、これがカンボジア式ガソリンスタンド?!面白いですね♪
竹ストロー – いつかまたカンボジアのマーケットで

今でもこの竹ストローを見るたびに、トゥクトゥクから眺めたカンボジアの風景や現地で出会った人々のシャイな笑顔を思い出します。
帰国してからネット検索してみたところ、竹ストローってネットでも買えるんですね~
ベトナムでは見かけませんでしたが、輸入物としてはベトナム製やらインドネシア製やらあるようです。
そして国産の竹ストローも環境問題に対する取り組みとして、作られ始めているようです。
とはいっても、いつかまたカンボジアに行って、あのカオスなマーケットで竹ストローを探したいです。
オットと私は旅先で時々「夕方またホテル集合ね」と言って別行動をします。
かなりの方向音痴な私が1人で行ったマーケットですので、迷路のようなマーケットの中で、再びあの店に辿り着ける自信は全くありませんが笑