ラベンダーの季節がやってきましたね。
今回は丸いラベンダーバンドルズの作り方です。
丸いバンドルズは、作るのにちょっと時間がかかりますが、その分 出来上がった時の喜びはひとしお。
コロンと丸いバンドルズは、まるで小さなパイナップルみたいです。
黄色いリボンで作って、さらにパイナップル感を出してみるのも楽しいかもしれません。
この作り方は、自分なりに工夫を重ねた結果の完全オリジナルですが、この作り方が一番!
と思っているわけではありません。まん丸と言うより、楕円形ですしね。
丸っこいバンドルズの作り方の1つとして、参考にしていただけたら幸いです。
丸いラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) - 材料と道具

・ラベンダー 奇数本 (多めに用意。今回は35本)
・細めのリボン 3mくらい (今回は紙のリボンを使用)
・麻布(綿布) 10cm角くらいに切ったもの
・麻ひも 少し
必要な道具はハサミと、あると便利なのが小さめのコップと爪楊枝です。
今回、赤いリボンを選んだのは、冬になったらクリスマスツリーにぶら下げて、
色味の少ない我が家のツリーを彩ってもらうためです。
ツリー飾りにしたり 芳香剤として使ったり した後は、アウトドアクッキングをする時に
焚き火の中に放り込んで、最後の香りを楽しみます。
焚き火の中で燃やすことを考えて、リボン、布、ひも等、材料は全て自然素材のものを選びました。
化学繊維を使ってしまうと、焚き火から立ち昇るラベンダーの香りを楽しむどころか、危険な煙を吸い込むことになりかねませんからね (汗)
丸いラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) - 作り方


①上部の花穂以外、茎の途中に付いている余分な花や葉を手で取り除きます。
この時、花と葉は分け、花だけ麻布の上に置いておきます。
ちなみにラベンダーは葉も茎も全て良い香りがしますので、残った部分も捨ててしまわず、
乾燥させてポプリやサシェ (香り袋) の材料として無駄なく使いたいものです。
②取り除いた花を麻布で包み込み、出来るだけ丸くなるように、麻ひもでクルクルと巻いてから結んでおきます。


③花穂の下の位置を揃えます。
④花穂を揃えたすぐ下をリボンで三重に巻いて縛ります。
縛り終えた段階で、リボンの短い方は 20~25cm ほど残っている状態です。
茎の下部は揃えるように切り落とします。
(茎は最後に短く切り落としてしまいますので、長さは適当で大丈夫です。
長すぎると編みにくいかもしれませんが、逆に、編む時に握りにくいほど短くしてしまわないように注意)


⑤コップに花穂を下にして入れたら、茎を順番に折っていきます。
先ずは十文字に折ります。
⑥茎がポキッと折れないように気を付けつつ、十文字の間を埋めるように、順に折っていきます。
(茎の折る部分を、指先でそっと潰すように曲げながら、じわじわと折るイメージで)


⑦茎を倒す方向にも気を付けながら、折っていきましょう。
⑧茎が全部折れたら、今度は花穂も茎の先端も 全部が上を向くように 逆向きにコップに入れ直します。
コップの中で上を向いている花穂の真ん中めがけて、丸めた麻布を押し込みます。
正しくは花穂のボリュームだけで丸いバンドルズを作るのかもしれませんが、
この丸めた麻布を中に仕込ませるのは、少ない花数でも何とか綺麗な丸型に整えられないか?と考えた 私なりの苦肉の策です。


⑨さ~て、ここからようやく編み始めます。
リボンの結び目から、長く残した方のリボンを茎の外に出し、茎の上、下、上、下、と順番に
くぐらせていきます。
リボンを引っ張ったり、茎の間から飛び出てくる花穂を押し込んだりするのに、爪楊枝が大活躍。
編んでいる途中でも、時々コップに逆さに入れて花穂部分を中に押し込み直し、
バンドルズが丸くなるよう、丸くなるよう、形を整えながら編み進んでいきます。
丸い形に編んでいく時、球体の一番太い部分から徐々に 形がすぼまっていく時が 一番編みにくいです。
その際、茎が長過ぎると更に編みにくいので、途中で茎を少し短く切ってもいいでしょう。
⑩最後まで編み終わったら、編み終わりをリボンで ぐるりと巻いて、最初に残しておいた短い方のリボンと結びます。


⑪仕上げにリボン結び。余分なリボンは切り落とします。
⑫残った茎は好みの長さに切り落とします。私は短くバッサリと、、、

クリスマスツリーのオーナメントにすると、こんな感じ。
ナチュラルなテイストのツリーに、よく似合います。
丸いラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) - オーナメントに

ラベンダーは摘み取ってから数日経っただけで、触ると花がポロポロと落ちてきてしまいます。
農場でラベンダー狩りをしてきた場合は、出来るだけ早く一気に作ってしまうことをおススメします。
自分で栽培しているラベンダーを使う場合は、その日に作れる分だけを刈り取ったほうが安心かもしれません。
生花が手に入る時期だけのお楽しみなのですが、雨の時期と重なることもあって
タイミングが難しいのですけれどね~
出来上がったバンドルズを乾かす時に ミニツリーに ぶら下げて玄関に飾ってみたところ、
乾くまでの間、玄関の芳香剤となってくれました。
外から玄関ドアを開くたびに ラベンダーの香りがふんわりと出迎えてくれて、
とっても幸せな気分になれましたよ。
* 細長いラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) の作り方についての記事は、こちらからどうぞ。