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台湾茶のおすすめ - 茶葉専門店「和昌茶荘」のお茶でほっこり

2021年10月28日

パンダの茶器にお茶を注いでいる

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2014年、初めての台湾旅行で買った茶器と、おすすめの台湾茶について紹介します。

ほっこりするパンダが描かれた湯呑みは、台北にある老舗の茶葉専門店「和昌茶荘」のオリジナル商品です。

我が家の食器棚には色柄の入った器は少ないのですが、このパンダには、一目で心を持っていかれました。

湯呑み目当てで足を運んだお店でしたが、試飲させていただいたお茶が美味しかったのと、お店のご主人の気さくな人柄に惹かれて、

帰国後もネットで「和昌茶荘」の茶葉を購入しています。

またいつか台北のお店まで足を運べるといいなと思いながら、お家で台湾茶を楽しんでいます。

レトロな台湾の街並み - おすすめ台湾茶との出会い

台湾の街並みは、子供の頃の「昭和」を思い出すような懐かしさを覚えます。

レトロな街並み、美味しいお茶や食べ物、そして優しい人々。

初めての台湾でしたが、日本のすぐ近くにあったのに、どうしてもっと早く来なかったのかな~ と後悔するほど台湾が大好きになってしまいました。

台北は「MRT」という鉄道が網の目のように張り巡らされていて、どこに行くにも便利です。

鉄道駅はどこも美しく、近代的なデパートも沢山ありますが、私が好きなのは、大通りから外れた小さな通りです。

台北の街中でも、ふと横道にそれて小さな通りに入っていくと、タイムスリップしたかの様なレトロな風景に出会えるので、

これよ、これこれ!と思いながら、ワクワクしてしまいます。

ドライフルーツや漢方薬が山々と積まれたお店があったり、手編みらしいカゴが所狭しとぶら下がっているお店があったり。

オープンドアの古びた軒先に行列が出来ているので何かと覗いてみると、湯気の立つお椀やお皿を前に、沢山の人が食事を楽しんでいます。

そのお客さん達の足元を歩き回っている猫は、お店の看板役でしょうか?

そんな光景にとても魅力を感じるので、この先も街全体を近代的にし過ぎる事なく、出来る限り古いまま残してほしいな、とわがままな事を考えてしまいます。

台北の茶葉専門店「和昌茶荘」に行きました

掌に乗せたパンダの絵柄の茶器
大きい方で、このサイズ

台湾はお茶の国です。街のあちこちに茶葉専門店があり、美味しいお茶、お茶によく合うお菓子やドライフルーツ、素敵な茶器が溢れています。

事前に旅情報を集めていた時、このパンダの湯呑みについて書かれている記事を目にして一目惚れ。

絶対に買って帰りたい!と思って、台北の東区にある「和昌茶荘」に立ち寄りました。

お皿の中のお茶を飲むオウム
お店の看板オウム「ハロー君」

とても印象的だったのがお店の入口外で出迎えてくれたオウム「ハロー君」です。

昭和レトロな店内に入っていくと、日本語が達者で元気なご主人が、先ず私たちにお茶を淹れてくれました。

お茶を飲んでいると、「そうだ、オウムにもあげなくちゃ」と大きなお皿にお茶をなみなみと注いで店の外まで運んでいき、

ハロー君が美味しそうに飲む様子を見せてくれました。

「ハローは、いつも一緒にお店のお茶を飲んでいるんですよ」というお話でした。

茶器も可愛いのですが、出して頂いたお茶の美味しかったこと!

4つ並んだパンダの絵柄の茶器
並べて自己満足

茶器をいくつ買おうか迷いましたが、他の荷物も増えていたので、大小各2セットだけ購入しました。

パンダと笹が描かれた湯呑み
名付けて「食っちゃねパンダ」

なんたる可愛さ。。。見る度に、ニンマリしてしまいます。

たくさんの笹に囲まれて(お腹いっぱい、ちょっと食べすぎちゃったー)という感じでしょうか?

その日は茶葉を2種類と茶器を買って、お店を後にしました。

3年後にまた台北を訪れた時は時間切れで「和昌茶荘」には立ち寄れなかったのですが、私の台湾熱はまだまだ冷めそうにありません。

「和昌茶荘」のお茶はネット購入も出来ますが、コロナ収束後は是非また直接買いに行きたいものです。

凍頂烏龍茶もおすすめですが、甘い香りが特徴の東方美人茶は特におすすめしたいです。

無農薬栽培の「東方美人茶」- 特におすすめ台湾茶

東方美人茶でお茶の支度
「和昌茶荘」の東方美人茶

「東方美人茶」はウンカという害虫の被害にあった茶葉を使用して作られる、珍しいお茶です。

ウンカに茶葉を噛まれることによって、茶葉が身を守るために特別な香気成分を作り出し、蜜のような甘い香りに仕上がるということです。不思議ですね。

農薬を散布した畑にウンカは寄り付かないので、無農薬で栽培されます。

発酵度が高く(発酵度 70%)紅茶に近い味わいですが、濃いめに出しても紅茶のような苦みは無く、深い甘さを感じます。

低めの温度(85℃)で出すと甘めになり、高めの温度(95℃)で出すと香りがたちます。

発酵度の高いお茶ですので、1煎ずつお湯をしっかりと切れば、10煎くらいは楽しめます。

1煎か2煎しか飲まない場合でも、そのまま茶殻を捨てるのはモッタイナイ!

「和昌茶荘」おすすめの飲み方に従って、残った茶殻に適量のお湯を入れて冷ました後(茶殻は入れっぱなしでも渋くなりません)

冷蔵庫に一晩置いておき、残りはアイスティーとして楽しんでいます。

紅茶と違ってカフェインがほとんど無いので、就寝前でも飲めるところも気に入っています。

「和昌茶荘」情報 - おすすめの台湾茶が買える店

台湾茶とお茶請けの乗ったテーブルの風景
台湾茶には、ナッツやドライフルーツがよく合います

さて、今日は台湾茶でティータイムを楽しみましょう。

紹介した茶葉専門店の現地情報は以下の通りです。

店名 : 「和昌茶荘」

台北市敦化南路一段190巷46号

MRT「忠孝復興」駅出口4から徒歩3分

明るい店主は日本語を流ちょうにお話しになります。

*人気商品は、凍頂烏龍茶と香片茶(ジャスミン)だそうです。

* ティータイムに愛用しているポット についての記事は、こちらからどうぞ。

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