アウトドアで飲むコーヒーって美味しいですよね。
私がお気に入りで使っている湯沸かし器は、アルポット(ALPOT)です。
新型コロナ流行後から オットと車中泊旅行を楽しむようになったのですが、車中泊した翌朝に
お湯を沸かしてコーヒーを飲みたいな~と湯沸かし器を探した結果、アルポット(ALPOT)をみつけました。
車中泊はキャンプとは違いますので、基本的には車の中で全てのことを済ませます。
お湯を沸かす時には必ず車の窓は開けるのですが、それにしても車の中で火を使うということは、
一つ間違えば大変な事故を引き起こしますので、そういった点で安全なモノを探していました。
もう一点、エンジンをかけてシガーソケットに繋いで使うタイプは選択肢から外しました。
駐車中にアイドリングし続けるのは、環境面、騒音面などから避けたいところですので。
アルポットの燃料はドラッグストアやホームセンターで手軽に買える燃料用アルコール。
理科の実験で使うアルコールランプのように火を点けます。
火の点いた燃料タンクの上にポット部分を乗せると、燃焼部がカバーで完全に覆われる形になるので、
炎が周囲のモノに燃え移る心配がありません。
風の強い日に屋外で使っても、炎が揺れたり、風で吹き消されたりもしません。
私は車中泊以外では、休日のピクニックに使っているのですが、屋外の強い風の吹く中でも いい仕事をしてくれます。
一旦点火してしまえば、どんな強風、大雨でも火が消えることがないので、釣り人にも人気が高いそうですよ。
アウトドアでの湯沸かし器 – アルポット(ALPOT)の使い方

アルポットを各パーツにばらしてみました。
左側にある緑の袋は、付属で付いてくる専用袋です。
袋から時計回りに、持ち手の付いたポット部分、ポットの中に入れるカップ(ここに水などを入れます)、
外ブタ、内ブタ、燃料タンク、燃料用ボトルです。


① 使う時は、外ブタは外します。
ちなみに外した外ブタは、お皿代わりになるので、ここにコーヒーと一緒に楽しむ スイーツを乗せたりしています。
② レバーを内側へ寄せると、上のポット部分が外せます。


③ ポット部分を外した後、燃料タンクのキャップを開けて、こぼさないように注意しつつ燃料用アルコールを注ぎ入れます。
この燃料用ボトルはセットで付いてきますので、アルコールを持ち運ぶのにも、燃料タンクに注ぎ入れるのにも便利です。
100均でも買えそうなやつですが(笑)、160mlのアルコールが入るボトルサイズになっています。
アルポット燃料タンクは 80ml満タンですので、このボトルのちょうど半分を入れればいい、
という目安になっていて、分かりやすいです。(目安がないと、溢れるほど入れてしまいそうで心配ですよね)
④ チャッカマンで火を点けます。
明るい場所で見ると、火が点いているのか?いないのか?分かりにくいですが、ちゃんと点いていますよ。


⑤ 火を点けたら、ポット部分を上に乗せます。
外側には小さな覗き穴が付いていて、ここから覗くと、火が点いているのか消えているのか、はっきり確認出来ます。
⑥ お湯が沸騰してきました。最大量800ccのお湯を沸かすのに15分ほどかかります。

⑦ 上のポット部分を外したら、燃料タンクのキャップをかぶせて火を消します。
最初は熱そう?と思って少し怖いですが、大丈夫です。
怖がらずにポンっとかぶせ、キャップのネジを回してきっちりと締め、アルコールが揮発しないようにしておきます。
湯沸かしだけだと思ったら大間違い - アルポット(ALPOT)の良い点

我が家はコーヒー、ココア、カップスープなどの湯沸かしにしか使ったことがないのですが、
出来るのはお湯を沸かすことだけではありません。
2合までならご飯を炊くことも出来ますし、20分ほどで炊き上がります。
パスタを茹でたり、お味噌汁やポトフなどの煮込み料理も出来ますね。
別売りで中のカップだけが購入出来るので、料理をするならカップをもう1つ買って、湯沸かし用と料理用とを使い分けるのもいいかもしれません。
アルポットのメリットをまとめますと
・燃焼中、火が周囲に燃え移ったり、風の影響を受けない。
・燃料が普通のドラッグストアやホームセンターで(もちろんネットでも)簡単に買える上に、カセットガスに比べて安い。
・単純な湯沸かしだけでなく、ご飯を炊いたり、煮込み料理に使える。
・中のカップだけでなく、ほぼ全てのパーツが買い足せる。
アルポット(ALPOT)の残念な点

アルポットのデメリットをまとめますと
・ガスバーナーに比べると、炎が弱い分、調理に時間がかかる。
・高さ 約25cm 重さ 約1.2kgは、山登り用のギアに比べれば、大きいし重いのかもしれません。
車で運ぶ分には全く苦にならない大きさですが、、、
アウトドアで湯沸かし - アルポットのいろいろ

アルポットは、ステンレス加工メーカー「大木製作所」が1975年頃に製造を開始して以来のベストセラー商品。
私はシンプルな緑のボディーに惹かれて元祖 “大木製作所のアルポット” を購入しましたが、
釣り具メーカーのダイワは赤いアルポットを販売しています。
大木製作所がダイワとコラボし、ダイワ用に製造しているのが、赤いアルポットです。
少し迷いましたが、赤も可愛いですよね~
ダイワ アルポット ALPOT カラー / レッドもう1つ、アウトドア・レジャー用品専門のGaobabu(ガオバブ)からは、緑に鮮やかなイエローのロゴが入った
Gaobabu版アルポットが出ています。
ガオバブ アルポット ALPOT オリジナル 4点セットいろいろあるアルポットですが、どれを選んでも 製造しているのは大木製作所の職人さん達です。
熟練の職人さん達が、一つひとつ丁寧に作り上げているメイドインジャパンならではのクオリティー、使い勝手、デザイン、
どれを取っても私のお気に入りです。
* アウトドア用マグカップとして愛用している「スノーピーク」チタンマグについての記事は、こちらからどうぞ。