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アウトドアのマグカップ - スノーピーク チタンマグ

2022年10月19日

スノーピーク チタンダブルマグ

https://kintsugi-biyori.com

アウトドア用のマグカップとして私がお気に入りで使っているのは、スノーピークのチタンダブルマグです。

我が家はスノーピークの焚き火台を20年近く前から愛用しているのですが、

焚き火台を買った当時はまだ、今ほどスノーピークというブランドが世に知られていなかった気がします。

その焚き火台についてはまたの機会にお話したいと思いますが、シンプルで飽きの来ないデザイン、20年経ってもまだまだ使える耐久性と、

何より使いやすさがお気に入りで、我が家のスノーピーク製品に対する信頼は絶大です。

そんな中で、2年程前にアウトドア用のマグカップを探していた時は、迷わずスノーピークのラインナップに目を通しました。

材質やサイズなどを比較検討した結果、私はチタン製のダブルマグと専用の蓋を購入しました。

飲み物だけでなく、時にはシチューなどの食事に使うことも想定して、サイズは大き目の450mlを選びました。

ステンレス製とチタン製がある中でチタン製を選んだ理由、チタンのシングルウォールとダブルウォールがある中で、

ダブルウォールを選んだ理由などをお話したいと思います。

チタンマグサイズ重 量AMAZON楽  天
シングル 220mlφ67.2×79mm45gシングル 220シングル 220
シングル 300mlφ76.2×82mm50gシングル 300シングル 300
シングル 450mlφ86.2×91.5mm70gシングル 450シングル 450
ダブル  220mlφ70×80mm75gダブル 220ダブル 220
ダブル  300mlφ76×86mm92gダブル 300ダブル 300
ダブル  450mlφ86×97mm118gダブル 450ダブル 450

アウトドア用のマグカップ – ステンレス or チタン?

チタンダブルマグ450mlと、別売りの蓋
チタンダブルマグ 450ml(蓋は別売り)

スノーピークが製造販売しているステンレス製マグカップは、2重構造のダブルウォールのみ。

2重構造のカップ内部が真空化されているために、優れた保温性や保冷性があります。

ステンレス製に対して、チタン製マグカップには、1重構造のモノと2重構造のモノがあります。

私が選んだのは2重構造ダブルウォールで、こちらはステンレスよりもさらに保温性や保冷性に優れています。

素材としてチタンの方が軽いという利点もありますが、スノーピークの場合は450mlのカップで比較してみても、

重さの違いは17gですので、驚くほどの違いではありません。

それよりも私がチタン製を選んだ一番の理由は、金属臭がしないことです。

ステンレス製は、どうしても金気臭さが出てしまいますので、飲み物の味を損なうことがあります。

特にコーヒーなどは香りを楽しむ飲み物ですので、臭いに敏感な自分にとっては、金属臭を気にしながら飲むのは避けたいポイントでした。

アウトドアのマグカップ – シングル or ダブル?

氷入りのアイスコーヒーが入ったチタンマグ
草取り後のアイスコーヒーは最高!氷が溶けにくいので、コーヒーが薄まらないのが よき

スノーピークのマグカップを選ぶ時に迷うのが、1重構造のシングルウォールにするか? 2重構造のダブルウォールにするか?ですが、

一番の違いは直火にかけられるかどうかです。

キャンプなどで直火にかけてシェラカップのように使いたいのであれば、シングル一択ですね。

ただし、スノーピークはシングルウォールであっても直火にかけることは推奨していませんので、直火にかける時は自己責任で。

そして、ダブルウォールは破裂する恐れがあるので、直火厳禁です。

私の場合は直火にかける様な使い方をする予定はなかったので、迷わずダブルを選びました。

ダブルウォールは、チタン2重構造の間に空気の層があり、その空気のおかげで保温力、保冷力に優れ、ゆっくりと飲み物を楽しむことが出来ます。

氷を入れた飲み物も、驚くほど氷が溶けないので、暑い時期でもすぐに味が薄まることがありません。

更に、ダブルウォールのみ別売りで専用の蓋がありますので、この蓋をかぶせることで、より保温力、保冷力が高まります。

専用の蓋は、カップにはめたまま飲むことが出来る優れモノですよ。

もう1つ、気になる人には気になる部分が、冷たいモノを入れた時にカップの外側に出来る結露です。

ダブルウォールで結露が出来たことはありませんが、シングルウォールは普通に結露が起こりますので、

冷たい飲み物を入れた時にカップ外側が水滴で濡れてきます。 (スノーピークのカフェにて結露確認済み)

スノーピークのこだわりを感じる チタンマグのハンドル

チタンマグのハンドル部分
折り畳み式のハンドルが 手にしっくりと馴染むのです

チタンマグはハンドル部分もチタンで、細部にまでこだわった工夫がされています。

絶妙な角度の逆 “八の字” に取り付けられていることによって、左右のハンドルを合わせた時、ハンドルの下の部分だけがくっつき、

上の部分には隙間が出来ます。

これこそが握った手にしっくりと馴染むハンドルの秘密なのだそうです。

アウトドアのマグカップ - スノーピーク チタンマグ

ドリップコーヒーの紙パックが乗せられたマグカップ
青空の下で淹れるコーヒーの美味しさよ、、、

今でこそ、いろいろなメーカーが製造販売しているチタンマグですが、スノーピークがチタンマグを開発し始めた頃、

“チタンを使ってマグカップを作る” という発想自体が、まだ世に無かったそうです。

優れた素材だという利点よりも先に、加工の難しい素材だという理由があったからですが、

スノーピーク本社のある燕三条と言えば、古くから鍛冶職人の町として有名です。

スノーピークが他社に先駆けて、燕三条の金属加工職人と共に開発したのが、チタンマグでした。

看板商品とも言えるマグカップには、スノーピークのこだわりが詰まっているのですね。

* アウトドアで湯沸かしする時に愛用している「アルポット」についての記事は、こちらからどうぞ。

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