公園に捨てられていた黒猫を、息子が拾って来たのは14年ほど前のこと。
そう考えると、もうかれこれ14年近く使っているペットキャリーがあります。
ペットキャリーには、布製で折りたためるモノもありますが、ある程度大きいキャリーで折りたためない、
となると案外収納スペースを必要とします。
そこで “インテリアに馴染むキャリーを選んで、インテリアの一部として見える場所に置いておこう” と考えました。
私の場合、近所のペットショップに行っても、なかなか好みのモノがみつからない中、ネットで籐製のキャリーをみつけました。
届いたキャリーは、思った通りの可愛さでしたし、ネコにもすぐに気に入ってもらえました。
籐製なので通気性が良く、外からは中がほぼ見えないのに、中からは編んである籐の隙間を通して四方八方が覗けます。
一番大切なのが、中に入る犬猫が快適かどうか?ですからね。
ちなみに買った当初は中に入れる白いクッションがあったのですが、どこに行ってしまったのか?失くしてしまったようです(汗)
ペットキャリー - 細部に工夫がされている籐製ペットキャリー


持ち手は硬く、しっかりとしています。
何より取り外しが出来る肩掛けが付いているのが、とても助かっています。
うちのネコは男の子で、体重は5kg以上あります。
ネコをキャリーに入れて長距離を歩くことはしないのですが、それでも手提げだけでは
かなりくたびれるので、肩掛けがあると楽です。

ネコをキャリーに入れて車に乗せる時には、キャリーに付いている2本のベルトの内側に車のシートベルトをくぐらせてから留め、
車の揺れでキャリーが動くことが無いよう工夫しています。
もちろん、おネコ様を乗せている時は超安全運転、アクセルやブレーキの踏み方も超優し~くなりますよ。

外から中の様子が覗きやすいように、前方に窓部分が作ってありますが、覗く時にはそっと顔を近付けないと、
写真のように爪がニューッと伸びてくることもありますので、ご注意を!

もう1点、工夫されているのが、キャリーの中にあるベルトです。
これはキャリーを開けた瞬間に猫や犬が飛び出して逃げてしまわないように、犬猫の首輪につないでおくためのモノです。
ペットキャリー – “ネコの満足度” やいかほど?

猫って狭いところ、周りを囲われたような空間は大好きですよね。
そういう点では、キャリーに入ること自体はそれほどストレスではない気がします。
このキャリーは2本のベルトを後ろ側で留めると、扉が開いたままの状態になります。
キャリーとして使わない時はこのまま部屋に置いておけば、犬猫用ベッドルームにもなります。
せっかく部屋に置いておくのなら、扉を開けていつでも猫が入れるように、としてあげたいところですが、
うちの場合は、ここぞという時に苦労なく中に入ってほしいので、いつもは扉を閉めています(私なりの作戦)。
うちのネコの場合、たまに扉を開けると、必ず “わーい ♪” とばかりに寄ってきて、「ごきぶりホイホイ」ならず、
「ねこホイホイ」のように、自分から中に飛び込んできます。
これが普段から いつでも入れる状態にしておいた場合、ネコの中での “扉の開いたキャリーに対する新鮮味” が薄れ、
今まさに病院に連れていきたいという時に、思うように中に入ってくれない!ということになるに違いないと思うのです。
ペットキャリー - 籐製ペットキャリーの私が感じている欠点

とても気に入っている籐製ペットキャリーですが、自分が感じている欠点の1つは重いことです。
キャリーだけで2kgほどありますので、ここに5kg以上のネコが入ると、なかなかの重さです。
こういった籐製キャリーは、頑丈にするためにワイヤーが入っている分、やはり布製やプラスチック製のキャリーよりは重いはず、です。
あと、うちのネコはやらかしたことがありませんが、キャリー内で粗相をしてしまった場合、漏れ出てきそうですし、
汚れた場合、プラスチックほど簡単さっぱり水洗い、というわけにはいかないですよね。
うちのネコはまだまだ元気な様子ですが、今後ヨボヨボしてきた暁には、
キャリーに入れる前に、そこを考慮したシーツを敷いてあげないといけないかも、とは思っています。
ペットキャリー – インテリアの邪魔にならない籐製は◎

話が脱線しますが、我が家がマイホームを建てる時、2階へ続く階段はLDKから見える位置に付けるのが私の希望でした。
子供たちが帰宅したことに気付かない、いつのまにか2階の子供部屋にいた、というのは避けたかったからです。
という訳で、我が家の階段はLDKから続いていて、その階段の踊り場がペットキャリーの定位置になっています。
ちなみに、今では大人になった子供たちの 幼い頃からの生活を振り返ってみると、
子供部屋は "寝るだけの場所" になっていたので、結果的には階段の位置を気にする必要などなかったのかもしれません。
2人とも、受験勉強するのもダイニングテーブル、ゴロゴロするのはリビングで、というスタイルを貫いたまま、
いつの間にか大きくなっていましたわ笑。