我が家では毎年恒例、ラベンダーバンドルズ(ラベンダースティック)を作る季節がやってきました。
今年は梅雨明けが異様に早くて、もう既に夏本番といった感じですね。
暑過ぎるのはしんどいですが、我が家の庭では今、ラベンダーが花盛り。
風に揺れる紫の花穂を眺めていると、ちょっぴり涼やかな気分になれます。
ラベンダーは束ねてドライにするだけでも可愛いのですが、せっかく生花があるのですから、せっせとクラフト作りをしています。
摘み取ったばかりのラベンダーでしか作れない、今の季節だけのお楽しみです。
ラベンダーの余分な花をつまみ取っていると、指の先がべとべとしてくるほど、生花はいわゆる「エッセンシャルオイル」をたっぷりと含んでいます。
作業をしている部屋に入ってくる家族からも「わーすごい香り♪」と感嘆の声が上がります。
出来上がったラベンダーバンドルズはそのままドライに、、、香りは数年もちますよ。
ラベンダーには安眠効果があるので、ベッドルームの枕元に置いてみたり、
防虫効果もあるので、冬物セーターをしまっているタンスの引き出しに忍ばせてみたり。
引き出しを開けた時にふわりと香る天然の芳香剤には、心癒されるものがあります。
ラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) - 材料

材料は以下の通り、たったのこれだけです。
・ラベンダー 奇数本(今回は27本)出来るだけ茎が長い状態でカットしたもの
・細めのリボン 2.5~3m(今回は紙のリボンを使用)
必要な道具はハサミと、あると便利なのが爪楊枝です。
ラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) - 作り方

①上部の花穂以外、茎の途中に付いている余分な花や葉を手で取り除きます。
取り除いた部分は、このまま乾かせばポプリの材料になります。
茎も葉も全ての部分がとてもいい香りなので、捨てるのはモッタイナイですね。
作っていると、花がパラパラと落ちてきますので、全部まとめてサシェ(香り袋)の中身にしてもいいですよ。


②花穂の下の位置を揃えます。
③花穂を揃えたすぐ下をリボンで三重に巻いて縛ります。
縛り終えた段階で、リボンの短い方は 20~25cm ほど残っている状態です。
茎の下部を揃えるように切り落とします。好みもありますが、今回は花穂の3倍くらいの長さで切りました。


④茎をポキッと折れないように気を付けながら、逆向きに折っていきます。
(茎の折る部分を、指先でそっと潰すように曲げながら、じわじわと折っていきます)
⑤リボンの結び目から、長く残した方のリボンを茎の外に出し、茎の上、下、上、下、と順番にくぐらせていきます。
最初の2段目までは間違えやすいので、気を付けて編んでいきます。


⑥途中でリボンを綺麗に引っ張りにくい時や、リボンの隙間から飛び出てくる花を押し込むのには、爪楊枝が便利です。
⑦花穂の一番下まで編み終わったところです。


⑧編み終わったところから、リボンを茎の端に向かって斜めにグルグルと巻き付けていきます。
⑨茎の端までいったら、茎の束の間からリボンを引っ張り出します。
この時も、写真のように爪楊枝を使うと便利です。


⑩引っ張り出したリボンは、今度は逆向きに、花穂に向かって斜めにグルグルと巻き付けていきます。
⑪リボンを花穂の下まで巻き付けたら、最後はぐるぐると三重巻きにして、短く残しておいた方のリボンと結びます。
仕上げにリボン結び。余分なリボンは切り落として、完成です。
ラベンダーを育てて、クラフト作りを楽しみましょう

ラベンダーバンドルズは、リボンの色や材質で雰囲気が変わるので、出来上がりを想像しながらリボンを選ぶ時間も楽しいものです。
今回は “ラベンダーの本数は奇数で” と紹介しましたが、偶数で用意して、編んでいく時にラベンダーの茎を2本ずつ取ってリボンをくぐらせていく方法もあります。
もっと本数を少なくすることで細めのバンドルズにしたり、逆に多くすることで丸っこいバンドルズにしてみたり、、、
ちなみに、ラベンダーの開花最盛期でも 切り花が花屋さんに並んでいるところは見たことがありません。
花屋さんで買えないとなると、生花を手に入れるには自分で栽培するか、フラワー農場でラベンダー狩りをしてくるくらいでしょうか?
ハーブ全般に言えることかもしれませんが、ラベンダーは驚くほど丈夫で育てやすい植物です。
挿し木も出来ますし、鉢植えでも簡単に育てられますので、栽培するところから楽しむのが一番かもしれませんね。
* 丸いラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) の作り方についての記事は、こちらからどうぞ。