ハンドメイド 夏 6-8月

ラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) を作る楽しみ

皿の上に乗ったラベンダーバンドルズ

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我が家では毎年恒例、ラベンダーバンドルズ(ラベンダースティック)を作る季節がやってきました。

今年は梅雨明けが異様に早くて、もう既に夏本番といった感じですね。

暑過ぎるのはしんどいですが、我が家の庭では今、ラベンダーが花盛り。

風に揺れる紫の花穂を眺めていると、ちょっぴり涼やかな気分になれます。

ラベンダーは束ねてドライにするだけでも可愛いのですが、せっかく生花があるのですから、せっせとクラフト作りをしています。

摘み取ったばかりのラベンダーでしか作れない、今の季節だけのお楽しみです。

ラベンダーの余分な花をつまみ取っていると、指の先がべとべとしてくるほど、生花はいわゆる「エッセンシャルオイル」をたっぷりと含んでいます。

作業をしている部屋に入ってくる家族からも「わーすごい香り♪」と感嘆の声が上がります。

出来上がったラベンダーバンドルズはそのままドライに、、、香りは数年もちますよ。

ラベンダーには安眠効果があるので、ベッドルームの枕元に置いてみたり、

防虫効果もあるので、冬物セーターをしまっているタンスの引き出しに忍ばせてみたり。

引き出しを開けた時にふわりと香る天然の芳香剤には、心癒されるものがあります。

ラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) - 材料

ラベンダーとクラフトテープ
紙のリボンで作ると、ナチュラルな雰囲気に

材料は以下の通り、たったのこれだけです。

・ラベンダー 奇数本(今回は27本)出来るだけ茎が長い状態でカットしたもの

・細めのリボン 2.5~3m(今回は紙のリボンを使用)

必要な道具はハサミと、あると便利なのが爪楊枝です。

ラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック)  - 作り方

ラベンダーの葉っぱを取り除いたところ
①葉と余分な花を取り

①上部の花穂以外、茎の途中に付いている余分な花や葉を手で取り除きます。

取り除いた部分は、このまま乾かせばポプリの材料になります。

茎も葉も全ての部分がとてもいい香りなので、捨てるのはモッタイナイですね。

作っていると、花がパラパラと落ちてきますので、全部まとめてサシェ(香り袋)の中身にしてもいいですよ。

②花穂の下の位置を揃えます。

③花穂を揃えたすぐ下をリボンで三重に巻いて縛ります。

縛り終えた段階で、リボンの短い方は 20~25cm ほど残っている状態です。

茎の下部を揃えるように切り落とします。好みもありますが、今回は花穂の3倍くらいの長さで切りました。

④茎をポキッと折れないように気を付けながら、逆向きに折っていきます。

(茎の折る部分を、指先でそっと潰すように曲げながら、じわじわと折っていきます)

⑤リボンの結び目から、長く残した方のリボンを茎の外に出し、茎の上、下、上、下、と順番にくぐらせていきます。

最初の2段目までは間違えやすいので、気を付けて編んでいきます。

⑥途中でリボンを綺麗に引っ張りにくい時や、リボンの隙間から飛び出てくる花を押し込むのには、爪楊枝が便利です。

⑦花穂の一番下まで編み終わったところです。

⑧編み終わったところから、リボンを茎の端に向かって斜めにグルグルと巻き付けていきます。

⑨茎の端までいったら、茎の束の間からリボンを引っ張り出します。

この時も、写真のように爪楊枝を使うと便利です。

⑩引っ張り出したリボンは、今度は逆向きに、花穂に向かって斜めにグルグルと巻き付けていきます。

⑪リボンを花穂の下まで巻き付けたら、最後はぐるぐると三重巻きにして、短く残しておいた方のリボンと結びます。

仕上げにリボン結び。余分なリボンは切り落として、完成です。

ラベンダーを育てて、クラフト作りを楽しみましょう

ラベンダーバンドルズと寝ている黒猫
ラベンダーの香りは眠りを誘います、、、ちなみに、うちのネコはラベンダーの香りがお好きな様子

ラベンダーバンドルズは、リボンの色や材質で雰囲気が変わるので、出来上がりを想像しながらリボンを選ぶ時間も楽しいものです。

今回は “ラベンダーの本数は奇数で” と紹介しましたが、偶数で用意して、編んでいく時にラベンダーの茎を2本ずつ取ってリボンをくぐらせていく方法もあります。

もっと本数を少なくすることで細めのバンドルズにしたり、逆に多くすることで丸っこいバンドルズにしてみたり、、、

ちなみに、ラベンダーの開花最盛期でも 切り花が花屋さんに並んでいるところは見たことがありません。

花屋さんで買えないとなると、生花を手に入れるには自分で栽培するか、フラワー農場でラベンダー狩りをしてくるくらいでしょうか?

ハーブ全般に言えることかもしれませんが、ラベンダーは驚くほど丈夫で育てやすい植物です。

挿し木も出来ますし、鉢植えでも簡単に育てられますので、栽培するところから楽しむのが一番かもしれませんね。

* 丸いラベンダーバンドルズ (ラベンダースティック) の作り方についての記事は、こちらからどうぞ。

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