私がキッチンで愛用しているタワシは「亀の子束子西尾商店」のベーグル型のタワシです。
今どき、100均にもタワシは売られていますし、逆に1つ3万円もするような高級タワシも存在します。
3万円のタワシが素晴らしいのは当然のこと(使ったことないですが笑)。
そうではなくて手頃な値段で購入出来るのに、品質が良い。
種類も豊富にあって、選ぶのが楽しくなるのが「亀の子束子西尾商店」のタワシです。
「亀の子束子西尾商店」は日本で初めてタワシを作り、「亀の子束子」と名付けたメーカー。
私は以前、メーカーを問わず全てのタワシを総称して「亀の子束子」と呼ぶのかと勘違いしていましたが、
「亀の子束子西尾商店」が作っているタワシこそが、元祖「亀の子束子」であり、唯一の「亀の子束子」なんです。
それ以外のタワシは、「束子」ではあっても「亀の子束子」ではないのですね~
可愛くて使いやすい - 「亀の子束子」

「亀の子束子」には素材や形、サイズの違う、さまざまな種類のタワシがあります。
本当はもっと色々なタワシを揃えて使い分けたいところですが、我が家の場合は収納スペースに限りがあるので、
ベーグルみたいな白いタワシ2種類を、素材の硬さによって使い分けています。
ベーグル型は水切れがいいし、可愛い形がどんなテイストのキッチン雑貨の中に置いても、違和感なく溶け込んでくれるのが嬉しいところ。
サイズは大小2種類あるのですが、狭いスペースにも収まりがよくて、私の小さな手でも握りやすい、小サイズを使っています。
素材は少し色が濃くて固めの「ホワイトパーム」と、色が薄くて柔らかめの「サイザル麻」。
「亀の子束子」 - 「ホワイトパーム」素材

「ホワイトパーム」は適度な硬さがあり、繊維1本1本の先端で細かい汚れを掻き出したり、擦り取るのに便利です。
ざるの目に入り込んでしまった汚れを掻き出したり、おろし金を洗ったり。
レンコンやニンジンの泥落としにも最適ですし、ゴボウの皮むきにもちょうどいい硬さです。
私は小さな家庭菜園で野菜作りを楽しんでいるのですが、無農薬で育てている分、皮まで余すところなく食べてしまうので、
調理前の皮洗いだけは「亀の子束子」でしっかりとしています。
「ホワイトパーム」は しっかりゴシゴシ洗うのに適している反面、繊維が硬い分、傷付きやすい素材に使うには不向きです。
テフロン加工のフライパンやホーロー製品、ガラス製品に使うのはやめておきましょう。

タワシの繊維の間にゴミが入り込んだ時は、2つのタワシを擦り合わせれば、ゴミが出てきます。お試しあれ。
「亀の子束子」 - 「サイザル麻」素材

「サイザル麻」は主に健康タワシに使われているくらい、高い柔軟性と吸水性を持っています。
“繊維1本1本で” と言うよりも、"柔らかい繊維全体で" 撫で擦るように、汚れを落とします。
柔らかめとは言っても、ちゃんと腰はあり、私はフライパンやダッチオーブンなどの鉄製品や、傷が心配なテフロン加工のプレートなどに使っています。
ホーロー製の鍋はもちろんのこと、シンクがホーロー製の我が家では、シンク洗いにもぴったりです。
鉄製品には基本的に洗剤を使いませんが、ホーロー製品なども普通の汚れであれば、
洗剤なしで汚れが落ちてしまうのは、環境的にも経済的にも嬉しいですね。
私はカゴ大好き人間なんですが、籐や竹製品の編み目も、サイザル麻で掃除できますよ。

平らな面を洗う時はタワシを寝かせて、鍋の隅や細かい部分を洗う時はタワシの側面を使ってゴシゴシします。
「サイザル麻」は、 “しなやかさ” がある分、絵筆の様に水分をたっぷりと吸い込みますので、
よく水気を切ってから保管しないと、カビる恐れがあります。
使い終わった後は、しっかりと水気を切ってトレーに寝かせていますが、本当はどこかに吊るすことが出来たらベストかと思います。
日本のキッチンには、昔も今も「亀の子束子」

タワシを消耗品と捉えて100均のモノを使うのも1つの考え方だとは思いますが、
100均のタワシを試してみて、(やっぱり100均だな)と感じたことはあります。
毛がポロポロと抜け落ちたり、強く擦っているうちに、擦った部分の毛が潰れて完全に寝てしまったり。
その点「亀子の束子」は丈夫で長持ちするので、コスパの面では100均より安い買い物になっているに違いないと感じています。
「亀の子束子西尾商店」では、昔も今も熟練の職人さん達が タワシを1つ1つ手作りしているということですからね。
見た目にも可愛い「亀の子束子」はプレゼントにしても喜ばれること間違いなし、です。